運転免許証を返納した後に考えられる移動手段としての選択肢にどのようなものがあるのかについて考察します。

電車

自動車がなくなるとまず頼りたくなるのが電車です。東京や大阪等の大都市ならば、電車だけでだいたいのところへの移動が可能です。しかし、郊外や地方へ行くと、路線がない場所や本数が少ない等電車だけでは満足な移動ができないところが多いのがネックです。地域格差の是正が急がれます。

メリット

  • 運転免許返納者に対して自治体が優遇措置を行っている
  • 維持費がかからない
  • 移動時間を有益に使える(運転以外のことができる)
  • 気兼ねなく飲酒ができる

デメリット

  • 移動の時間・場所が交通機関に左右される
  • 電車のエリア、本数等地域格差が大きい
  • 天候などの影響を受けやすい(よく止まる)
  • 場所によっては駅が遠く、足腰が弱い人には辛い

バス

電車と同じく、都心部は十分に交通網が発達しており、移動手段としていかんなく力を発揮してくれます。電車との組み合わせで行動範囲が格段に広がります。しかし、こちらも地域格差が大きく、地方では交通網が十分に整備されているとは言えません。電車もバスもどちらの交通網も発達していないという地域が少なくないのが、免許の自主返納を促していく上で今後の課題になりそうです。

バスについて詳しくは、「バスの種類とそれぞれの特徴」

メリット

  • 運転免許返納者に対して自治体が優遇措置を行っている
  • 維持費がかからない
  • 電車が走っていない地域もカバーしていることがある
  • 移動時間を有益に使える(運転以外のことができる)
  • 気兼ねなく飲酒ができる

デメリット

  • 移動の時間・場所が交通機関に左右される
  • バスのエリア、本数等地域格差が大きい
  • 場所によっては駅が遠く、足腰が弱い人には辛い

タクシー

電車やバスのように駅まで歩かずに済むため、足腰に不安のある高齢者に良い交通手段です。バスのように利用する「乗合タクシー」や介護が必要な人でも乗れる「介護タクシー」など、様々な種類のタクシーがあります。他の交通機関に比べて値段が割高なところが痛手ですが、自家用車を保有して維持するコストに比べると出費を遥かに安く抑えることができます。

タクシーについて詳しくは、「タクシーの種類とそれぞれの特徴」

メリット

  • 運転免許返納者に対して自治体が優遇措置を行っている
  • 維持費がかからない
  • 電車やバスのように駅まで歩く必要がない
  • 電車やバスのように時間を気にする必要がない
  • 移動時間を有益に使える(運転以外のことができる)
  • 気兼ねなく飲酒ができる

デメリット

  • 料金が他の公共交通機関に比べて高い

シニアカー(電動カート)

最近は、シニアカー(電動カート)を乗って移動しているお年寄りをちょくちょく見かけるようになりました。ですが、まだまだ認知度が低く、道路交通法を守っていないような使用も目立ちます。速度は歩行より少し速い程度とあまり出ませんが、近所への買い物や病院等に便利で重宝している方もたくさんおられます。

シニアカーについて詳しくは、「シニアカー(電動カート)ってどんなもの?」

メリット

  • 歩く必要がない
  • 近場ならば自分の行きたいところに、行きたいときに出掛けられる
  • 自動車と比べて維持費が格段に安い(1年ごとの定期点検、充電)
  • 操作が自動車と比べて簡単で、運転免許がいらない

デメリット

  • 長距離の移動には向かない
  • 操作に慣れるまで練習が必要
  • 歩行者扱いのため歩道しか走れない